日本ハム栗山英樹監督(55)が17日、正力松太郎賞を受賞し、都内のホテルで記者会見を行った。

 同賞は、プロ野球の発展に大きく貢献した人物に贈られるもので、二刀流の大谷翔平投手(22)を投打で起用しながら、日本一となった手腕を評価された。

 「北海道にいってから、ファイターズがやってきたことが今年の日本一につながってきた中で、球団全員で取らせていただいたと思っています」。少年時代から野球が大好きで、プロ野球の父と言われる正力松太郎氏に関する書籍も読みふけった。「まさか自分がこの賞をもらえるなんて」と感慨深いものになった。選考委員の王貞治ソフトバンク球団会長(76)は、大谷の起用法に触れ「他の監督がやりにくいことを、どんどん自分で取り入れた。これは確かに栗山監督の決断は素晴らしいですけど、結局その期待に応えた大谷君も素晴らしかった」とたたえていた。