誰でもかかってきなさい! ソフトバンク今宮健太内野手(25)が20日、今オフの自主トレを同じ内野手の後輩となる牧原、川瀬、育成曽根と行うことを明かした。場所は福岡・北九州市内を予定している。今年は高田、牧原と同世代で長崎で自主トレを行ったが、今回は19歳の川瀬、21歳の曽根と次世代の遊撃手と「今宮軍団」を結成する。

 今宮は「打撃は結果も残せていないし、教える立場にないけど、守備は教えられることは教えます。ポジション的にも遊撃手が中心となって二塁、三塁の選手が守りやすくなるようにしないといけない」と話す。

 10月下旬に右肘のクリーニング手術を行ったが、経過は順調。「痛みもほぼないですし、12月上旬にはボールを投げられる」と開幕に間に合う手応えも十分だ。一方で今オフも球団はカブスをFAとなった川崎にラブコールを送っており、もし川崎が復帰となれば強力なライバルとなる。そうなったケースでも、4年連続ゴールデングラブを受賞した守備力で、簡単に明け渡すつもりはない。

 もちろん、若手2人に対しても同じ姿勢。正遊撃手としての自信、経験が備わり、若手2人を後継者候補として連れて行くことを決めたのだ。この日はヤフオクドームから博多湾で行われていた世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ・ワールドシリーズ福岡大会」を初観戦。「めったに見られないものを見ることができてよかった」と刺激を受けた。来年1月、今宮軍団の隊長として始動する。