ロッテ井口資仁内野手(41)がこのほど、沼津市内で野球教室を開催した。沼津ヤングベースボールクラブの選手20人と、地元の小学生22人の計42人が参加。素振りや送球時のボールの持ち替え方など、基本から約2時間、丁寧に指導した。

 井口 伸び盛りの子供たちに1つでもヒントになれば。僕自身、あらためて基本を見返して原点に返ることができました。

 現役スター選手から指導を受け、子どもたちは目を輝かせた。沼津ヤングの斎藤響前主将(中3)は「短い時間でも内容は濃かった。いい経験になりました」。内村聡志主将(中2)も「脇を締める基本を分かりやすく説明してくれました。教わったことをグラウンドで意識していきたい」。小6の漆田雄葵内野手は「コツがつかめて楽しかったです」と笑顔を見せた。

 指導後、参加者1人1人と握手をし、サインボールを手渡した井口は「この中から1人でもプロ野球選手が生まれてくれればいいですね」と期待を寄せていた。【鈴木正章】