巨人寺内崇幸内野手(33)が28日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉を行い、200万円増の年俸2800万円(金額は推定)でサインした。

 今季は55試合の出場で打率は1割2分9厘だったが、守備固めなど欠かせない存在として貢献し、今年7月に国内FA権を取得。「守備は問題なかったが、打つ方ではセカンドが流動的な中でふがいない成績だった。来季は打率2割7分から8分を打てるようになりたい」と目標を設定した。

 打撃力アップのために、今オフはトレーニングを見直す。「鈴木(尚広)さんがやっていたトレーニングを深く勉強していきたい。打つ方も考え方を変える。客観的に自分の打席を見つめ直して、打てる選手と比較して。打てる選手はいっぱいいる。坂本にも聞いたし、取り入れながら、自分に合うもの見つけられれば」。セカンドのレギュラー奪取に向け、貪欲にオフを過ごす。