日本ハム大谷翔平投手(22)が、初のMVPに輝いた。「NPBアワーズ2016」の表彰式が28日に都内で行われ、パ・リーグ最優秀選手に選出された。

 今季は投手で10勝、日本最速を165キロまで伸ばし、野手では打率3割2分2厘、22本塁打と飛躍。ともに規定投球回、規定打席に達しなかったが、先発登板時に打順に組み込まれる「リアル二刀流」ではポストシーズンも含めて10戦9勝。チームの10年ぶり日本一へ導く、投打に渡る活躍が評価された。

 球団では12年吉川以来、通算8人目。大谷は「日本一になったことで評価していただいたと思いますが、個人的にもうれしい。優勝しないと取れない賞。栗山監督やシーズン中いっしょに戦った裏方さん、選手、ファンの皆さん、みんなに感謝しています」と、喜びを語った。