ソフトバンクから国内FA行使の森福允彦投手(30)が1日、3年契約総額4億円超で巨人と合意。

 ソフトバンクからFA宣言した森福允彦投手が1日、巨人入りを明言した。午後5時30分にヤフオクドームにスーツ姿で現れ、球団に巨人移籍を伝えた。その後、自ら巨人へ連絡を入れた。森福は「巨人の方で自分の挑戦としてやっていきたいと思いました。ホークスでの10年間、いろいろな思いもありますし、こんな僕をここまで成長させてくれたことに感謝します」と目頭を押さえながら話した。

 1カ月間、残留か移籍か揺れ動いたが、最終的には3日前の28日に移籍することを決断した。「人間としても、新しい方が成長できる。新たな森福允彦としてグラウンドで輝いている姿を見ていただけたらと思います」と、セットアッパーとして期待される新天地での活躍を誓った。

 帰りには球場の外で待っていた10人のファンと写真撮影などを行った。ファンの子どもから「頑張って」と声をかけられた時には、涙はなく笑顔で手を振った。(金額は推定)