台湾ウインターリーグに参加する阪神横田慎太郎外野手(21)が8日、台中インターコンチネンタル球場での欧州選抜戦に「1番中堅」で先発し、ド迫力の弾丸ライナー弾を放った。

 8回に先頭で打席に入り、右腕の内角低め直球を豪快に振り抜く。矢のような打球で右翼をオーバーフェンスさせた。待望の今大会初アーチ。「1発が出て良かった。真っすぐに差し込まれたり、上半身で打撃をしていた。もっと下半身から腰を使えと言われてきましたから。意識してやっています」。視察した掛布雅之2軍監督(61)も「あれだけ強いボールを打てて、結果的に本塁打。彼にとって大きな本塁打。打率を残して長打が欲しかった」と手応えを口にした。