日本ハム加藤貴之投手(24)が新外国人のライバル加入に気を引き締めた。16日、千葉・君津市内で自主トレを公開。今季から同じ左腕エドウィン・エスコバー投手(24)の加入が決まり「同い年の外国人が入った」と気に掛けている。エスコバーは米球界で先発も中継ぎも経験しており、1年目の昨季、先発16、救援14試合登板の加藤と同じタイプといえる。両投手とも今季の起用法は明確になっていないが、加藤は「先発をやるなら覚悟しないと。5回は絶対に行きたい」。信頼を勝ち取り、長い回を任されるのが理想だ。

 ライバルとの対面はこれからだが「ひげが生えていて怖そう」と写真はチェック済み。150キロ台の直球が自慢のパワー派の相手に対し「頑張っても150キロは投げられない。精度とコントロールを身につけたい」と、技巧派として磨きを掛ける。

 7日から古巣、新日鉄住金かずさマジックの練習に参加。すでに年明け4度、ブルペン入りしており、この日は捕手を座らせて50球を投げ込んだ。37球投げたところで捕手に防具を装着させ、本格的な投球も見せた。「しっかり投げられる準備ができているのを見せたい」と、2年目のキャンプインを心待ちにしている。【保坂果那】