阪神ランディ・メッセンジャー投手(36)が中5日プランを歓迎した。甲子園室内練習場で行われた投手練習に参加。シーズン開幕の30日巨人戦登板後は中5日での登板が濃厚となっているが「短い期間で投げることは喜んでやる。チームからそういう話があれば、言う通りにしっかりやっていくよ」とうなずいた。

 巨人3連戦の後は、2日空いてDeNA2連戦の変則日程。メッセが中5日で4月5日のDeNA戦(横浜)に向かえば、開幕ローテーションは4人で済む。投手練習を見守った金村投手コーチは「渾身(こんしん)のローテーションです。(4人の)可能性はありますよ」と語った。5人目の先発投手の出場選手登録を遅らせることが出来る分、野手や中継ぎのピースを1枚増やせるメリットも大きい。

 もちろん、まずは開幕戦のG倒だけを考える。「今は巨人のことだけに集中している。ラインアップのことばかりを考えているよ」。昨季3試合に登板して2勝無敗、防御率1・23に封じ込めているデータも頼もしい。

 開幕戦で勝てば、開幕戦通算3勝となり、これは助っ人単独最多となる。外国人史上初の4年連続開幕投手からの、中5日フル回転。ロケットスタートはメッセンジャーが支える。【池本泰尚】