<ソフトバンク6-5横浜>◇28日◇福岡ヤフードーム

 横浜は過去4戦4敗と最悪の相性だった杉内から4点を奪う理想的な試合運びを見せたが、すべては8回に暗転した。「勝たなきゃいけない試合だった」と、尾花高夫監督(53)のため息は深かった。

 2点リードの8回、今季25試合目となる江尻がマウンドへ。抑えの山口につなぐ目算だったが、2安打と四球で2死満塁のピンチを招いて降板すると、続く篠原、真田も痛打を浴びて悪夢のような3失点。今季初黒星の江尻は「最低限の仕事をしなければいけなかった。勝てた試合だった」と悔やみ切れない様子だった。