<広島2-1阪神>◇29日◇福井

 広島先発のブライアン・バリントン投手(30)が要所を締める投球で今季7勝目を挙げた。

 序盤は不安定だった。1回、先頭マートンに四球を与え、1死一、三塁のピンチを迎える。ここで新井貴を外角直球で三塁併殺打に仕留め、難を脱した。5回までに3つの併殺打を誘うなど、阪神打線を幻惑。8回1失点の好投で阪神戦は2戦2勝だ。

 「調子は良かった。今年初めての中4日だったけど、自分の方にいい流れが来ていると思っていたからね。自信もあるし、中4日で、どんどん投げられるなら投げたい」と、今後のフル回転を誓った。