<西武0-2オリックス>◇25日◇県営大宮

 オリックス先発の中山慎也投手(29)が、粘投でチームワーストの8連敗を阻止した。3回無死三塁、6回無死一、二塁など再三ピンチを招いたが、低めをつく丁寧な投球を徹底し、西武に決定打を許さなかった。「小林投手コーチから(ピンチでの)“力任せのエイヤ”はやめろと言われていました。いつもそれで失敗してきたので。おかげで冷静に、力を入れすぎずに投げられました」。6回2/3を6安打無失点。あとを受けた平野佳寿(27)&岸田護(30)の両右腕が完封リレーを決めた。涌井に投げ勝っての4勝目に中山は「連敗を止められたのが良かった」と満面笑みだった。