花巻東(岩手)が昨年、日本ハムドラフト1位の同校の大谷翔平投手を生徒募集のCMに起用したことが日本学生野球憲章に抵触する可能性があるとして、日本高野連が調査に乗り出したことが17日、分かった。日本高野連は「岩手県高野連を通じて事実関係を含めて調査している」と話した。

 花巻東高によると、CMは昨年11月、地元の民放テレビ局で放映され、その中の1こまで大谷投手が花巻東のユニホーム姿で投球フォームを見せているという。同校の小田島順造校長は「(学校の)担当者から、岩手県高野連に確認しながら進めたと聞いている。問題ないと思う」との認識を示した。

 学生野球憲章第26条は、高校の野球部員らが日本高野連の承認を得ず、報道目的以外のメディアに出演することを禁じている。