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ハム多田野困った、バット振れない

 プロ2戦2勝の日本ハムのルーキー多田野数人投手(28)に、20日開幕の交流戦で難題が持ち上がった。1月の自主トレ中に骨折した左手首の影響で、投手が打席に立つセ・リーグ本拠地の試合で「ノー・スイング指令」が出る。打撃の際の衝撃で再度、負傷部分が悪化する可能性があるため、大事をとってスイングはさせない方針。先発時には事実上、「打者8人」で戦うことになりそうだ。

 順風満帆だったプロのスタートを切り、交流戦でも先発ローテーション入りは確実だが、少しだけ壁にぶつかりそうだ。本来は夏場の1軍昇格予定だったが“見切り発車”で1軍へ昇格し、期待通りの活躍で戦力に。多田野は「どうせ振っても当たらない」とサラリとかわしたが、首脳陣は深刻に事態を受け止めていた。福良ヘッドコーチは「そうやな。振って、もし(バットに)当たったらな。振らなくていい」と、見逃し三振を“容認”する構えを見せた。

 先発投手だけに好投すればするほど、打席に立つ頻度は多くなる。避けては通れないが、厚沢投手コーチも「(打席に)立たせるよ。立っているだけでもいい。パの投手だから期待していないから」と話した。ダルビッシュが抜けることが濃厚な北京五輪期間はさらに大きな戦力と期待の多田野だけに、有事に備え、交流戦期間は「投手専任」で乗り切ることになる。【高山通史】

 [2008年5月20日10時8分 紙面から]


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