プロ野球OBによるマスターズリーグは27日、都内で委員会を開き、5球団の監督人事を決めた。札幌は昨季、監督代行を務めた柴田勲氏(64=元巨人)が監督に昇格した。東京は土橋正幸氏(72=元東映)から江夏豊氏(60=元日本ハム)へ、名古屋が杉下茂氏(82=元中日)から大島康徳氏(57=元中日)へ、大阪は吉田義男氏(74=元阪神、日刊スポーツ客員評論家)から山田久志氏(59=元阪急、同評論家)へとそれぞれ交代した。福岡は昨年11月に急逝した稲尾和久氏(享年70)に代わり、池永正明氏(61=元西鉄)が監督に就任した。

 池永新監督は「5球団で福岡だけ優勝がない。『なんとしても優勝したい』と話していた稲尾さんの期待に応えたい」と話した。今年で8年目を迎えるマスターズリーグは11月14日、札幌-大阪戦(札幌ドーム、午後6時30分開始)で開幕。計20試合が行われる。