<西武6-8日本ハム>◇19日◇西武ドーム

 守護神不在の西武が、2年ぶりに同一カード3連敗の辛酸をなめた。1点リードの9回、小野寺が左肩痛で離脱しているグラマンの代役としてマウンドに上がったが、またたくまに炎上した。先頭高橋に右翼線二塁打を許すと、ボールも気持ちも抑えがきかなくなった。

 1死後、代打坪井に甘い直球を左翼線へ同点二塁打。続く金子誠には右中間へ勝ち越し二塁打を許した。「結果がすべて。チームに申し訳ない」。4安打3失点。小野寺は勝負球がことごとく甘くなった内容を力なく振り返った。

 同一カード3連敗は07年8月31日から9月2日の楽天戦以来。渡辺監督就任後は初の屈辱となった。「あの(9回)ポジションは彼(小野寺)がやるしかない。今日のゲームがウチの現状。何とか打開しないと」。3番中島、4番中村で5打点も、リリーフ陣が締まらない。試合後の渡辺監督の表情は厳しかった。【山内崇章】

 [2009年4月20日9時0分

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