左肩痛で戦線離脱している日本ハムのライアン・ウィング投手(27)の、今季中の復帰が絶望的であることが8日、わかった。左肩違和感を訴えて先月3日から米国へ一時帰国中。現地で精密検査を受けた結果、手術が必要な可能性のある重症であることが判明した。球団幹部はこの日「近々の登板は無理。今季中?

 厳しいかもしれない」と話した。本人は手術に難色を示しており、今後は医師と相談しながら復帰を目指していくことになる。

 今季から加入したウィングは、2月の春季キャンプ中、韓国SK戦で2回無失点デビューと上々の滑り出しを見せた。梨田監督も「そんなに球速はないけど球を速く見せる。いずれにせよ長いイニングを投げてもらいたい」と評価していた。しかし、3月に右脇腹痛で2軍落ち。リハビリ中に左肩に違和感を覚え、帰国した。先発、中継ぎ両方の可能性のある左腕として期待されていたが、1度も登板することなく今シーズンを終えることになりそうだ。

 [2009年7月9日10時40分

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