<オリックス3-1ヤクルト>◇30日◇スカイマーク

 ヤクルト小川淳司監督代行(52)が就任3戦目で初黒星を喫した。相手先発を右腕近藤と予想して対策。実際に登板した左腕山本に打線が2安打に抑えられ、由規投手(20)を見殺しにした。1番青木、3番ガイエルという新オーダーが29日には16安打11得点と機能したが、この日は沈黙。小川監督代行は「左が来ても対応するんじゃないかと思ったけど、甘かったですね」と振り返った。応援団も90年代の黄金期を支えた池山、古田の応援歌で声援を送ったが、効果はなかった。

 4月3日横浜戦以来の連勝もお預け。高田前監督が引責辞任し、チームに激震が走った5月を3勝16敗1分けで終えた。20試合以上戦って月間3勝は、球団としては70年10月以来。それでも、残り長いシーズンに下を向いてはいられない。小川監督代行は「切り替えてやるしかない」と前を向いた。【由本裕貴】

 [2010年5月31日9時0分

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