左足首を痛めて2軍調整中の中日山本昌投手(44)が、3日のウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ球場)に1イニング限定で実戦復帰する。2日、ナゴヤ球場のブルペンで約50球を投げ込み実戦に備えたベテラン左腕は「なるようになる。痛みはもうない。ああいうことがあったから、慎重にいかないとね」と神妙な表情で話した。

 悲劇が襲ったのは6月13日の同オリックス戦。先発のマウンドに上がり、1球を投げただけで左足首を負傷。緊急降板を余儀なくされた。精神的なダメージも大きかったが、地道にリハビリを続けて3週間で実戦復帰にこぎ着けた。山本昌は「明日投げても、2回か3回くらいはしっかり(長いイニングを)投げないとね」と今後の見通しを語った。順調にいけば、先発でイニングを伸ばし、7月中の1軍昇格を目指す。

 [2010年7月3日10時22分

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