横浜の和製大砲と期待される筒香嘉智内野手(19)が右手首の手術を検討していることが21日、分かった。5月に痛め、横浜市内の病院で「右手首三角線維軟骨靱帯(じんたい)損傷」と診断されていた。回復が思わしくなく、この日、都内の専門医でセカンドオピニオンを受けた。球団と協議して治療法を決めるが、手術する場合は復帰まで3~4カ月かかり、今季絶望となる可能性が高い。

 同手術はソフトバンク小久保らも受けており、手首に強い衝撃がかかるパワーヒッターに多い症状。手術経験のある中根打撃コーチは「相当休んでも痛みが引かなくて手術した。いくら注射を打ってもダメだった」と心配そうだった。

 筒香は昨季イースタンで26本塁打、88打点の2冠。シーズン終盤に1軍初アーチをマークして迎えた今季は打撃不振で2軍暮らし。5月27日の2軍戦出場を最後にリハビリを続けていた。