<巨人5-5ヤクルト>◇29日◇郡山
巨人にとっては、負けに等しい延長10回ドローだった。初回に3点先制。相手先発は通算1勝の4年目・加藤。一気呵成(かせい)の気配も一瞬、攻めきれない。逆に自軍のミスはことごとく失点につながった。原辰徳監督(52)は「もう少し、うまく絡んでこないとね。投・打・守、すべてね。その辺がまだ、修正できないというかね。今は我慢。選手も、もがいているし。今日は引き分けているしね、いい方向に考えましょう」と努めて明るく振り返った。
監督の言う「投・打・守の絡み」。象徴的なケースが6回だ。2死一、二塁。代打宮出。投手と捕手の間、やや三塁寄りにゴロが転がる。打球を拾った阿部は一塁へ。本塁が無人となった一瞬の隙に、二塁走者・宮本の生還を許した。フルカウントのため、宮本は自動スタートだった。マイケルがゴロ捕球していれば、阿部は本塁に残れた。だが、今季初登板のマイケルは連係に隙があり、三塁寄りの打球のためカバーも遅れた。阿部は「僕の精いっぱいのプレーでした」と悔やんだ。
小さなほころびでも、結果に大きく響いてしまう。それが今季の巨人の特徴だ。借金は最多6のまま。「7」になると、70年を超す巨人の歴史の中でも優勝した例はない。【金子航】




