巨人坂本勇人内野手(22)が日本シリーズ進出への突破口を開く。ヤクルトとのファーストステージ開幕前日の28日、フルスイングの打撃練習でひときわ大きな快音を響かせた。「いまさら何か考えてもしょうがないので」。迷いを振り払うようなスイングで最終調整を終えた。
練習前の会見で、原監督は「全員と言いたいところですけどね、やはりトップバッターの勇人(坂本)、この辺が非常に躍動感ある戦いをしてくれればかなり有利に戦えると思います」と、坂本をCSのキーマンに指名した。今季のリーグ戦ラスト5試合では21打数4安打、打率1割9分と調子を落としたリードオフマンのバットが、短期決戦を左右すると言っても過言ではない。今月中旬には、報道陣シャットアウトの中、ジャイアンツ球場の室内練習場で原監督からマンツーマンで指導を受けるなど期待を一身に背負うが、「普通です」とあくまで自然体を貫いている。
昨年、中日とのCSファイナルステージは腰痛のため欠場した。その悔しさもある。「今年はケガもしてないのでいいと思います。集中して頑張ります」と力を込めた。若きトップバッターは静かに闘志を燃やし、決戦に挑む。【斎藤庸裕】



