オリックス岡田彰布監督(53)が「内野戦争」の開戦を告げた。8人中7人の社会人を指名したドラフト会議から一夜明けた28日、ほっともっと神戸で秋季練習がスタート。「ドラフトで社会人ばっかりとったし、これは来年の即戦力や。来年いけるかどうか若い人を見なアカンな」。来月6日から20日までの高知・秋季キャンプを通じて、来春キャンプの1軍メンバーの選考を行うとした。

 社会人7人は基本的にキャンプ1軍スタートを想定しているが、1位指名の東芝・安達了一(23=上武大)ら3人いる内野は激戦区。今年2月は8人しかなかった狭き門について「そら狭くなる、狭くなる。よほど頑張らな」とあおった。2番遊撃に定着した大引にもポジションの保証はなし。「みんなが競い合って、それがチームの力になるからな」とさも当然という口調だった。