DeNA中畑清監督(58)が、故郷福島の野球少年を横浜スタジアムに招待する。21日、東日本大震災の被災地である福島・南相馬市を訪問。「ここの少年野球チームは1チームにならないのがほとんど。みんなを招待して野球を見せてあげたい」とキヨシ流の“復興プラン”を明かした。

 甚大な被害を受けた同市は、原発事故の影響もあり、いまだに市民の約4割が市外に避難。少年野球チームのほとんどは9人そろわず、合同で活動を続けている。そんな子供たちを本拠地に招き、熱いプレーで少しでも元気づけたい。復興への思いが人一倍強い監督らしいプランだった。

 この日は鹿島区の万葉ふれあいセンターで開かれた交流会に参加。トークや自慢ののどで、仮設住宅で暮らす約150人を激励した。「オフにはいい報告を持って帰ってきたい」と、決意を新たにしていた。