日本ハムの斎藤佑樹投手(23)が11日、侍ジャパンでの手応えを口にした。前日10日に行われた東日本大震災復興支援試合(対台湾)で1イニングを二塁打1本に抑え無失点。この日、2軍施設のある千葉・鎌ケ谷で調整し「(投球フォームの)いい感じを思い出すきっかけになった」と、国際試合で投じた13球を振り返った。

 開幕投手に推す秘蔵っ子の好投に「打たれたら殴り倒す」と宣言していた栗山監督もご機嫌だ。内容の良さに「殴り倒そうと思ったけど、やめます。環境が変わると(投球も)変わるね。置かれたポジションで、変わることに期待」と、ニンマリ。代表戦の雰囲気がプラスに作用したことを認めた斎藤は「常に結果を出していかないと。気持ちの変化でピッチングが左右されるようでは良くない」と自分にムチを入れていた。