巨人は「地固め」ならぬ「地ならし」で借金返済に備えた。11日、今日12日からのヤクルト2連戦に向け秋田入り。その後、こまちスタジアムで全体練習を行った。ノック後には坂本が、寺内が、藤村が、中井が…先が熊手のような形で、土を掘り起こすために使うグラウンド整備用の鉄製レーキを手に取った。せっせ、せっせ、と約30分。普段から選手はトンボでグラウンドをならすが、藤村が「農作業です」と冗談めかしたように、いつも以上に入念だった。
念には念を入れた。不慣れな地方球場だけに、バウンドの仕方などグラウンド状況はいつものイメージと異なる。実際、今季は新潟と宇都宮で各2失策。それだけに、坂本が「やれることはやりたいと思った」と言えば、寺内も「どこもそうですけど自分の感覚でやりたいというのはあります」。ヤクルトには今季1勝5敗。1つの失策が命取りとなるだけに、事前準備でグラウンドを「自分仕様」により近づけようとした。
原辰徳監督(53)は「ヤクルトは僅差ではあるけど、ヤクルトの方がいいところがでている。相手もいい投手がくるが、あと1本でるかどうかですね」と接戦もにらんだ。だからこその「足場ならし」と、やれることはやった。不慣れな地方球場で守り勝ち、まずは5割復帰といく。【浜本卓也】




