<東都大学野球:青学大3-0東洋大>◇最終週最終日◇27日◇神宮

 青学大が東洋大に勝ち、2勝1敗として優勝決定戦に持ち込んだ。主将の木野学二塁手(4年=PL学園)が3回に先制適時打、8回にはダメ押しソロを放って勝負を決めた。青学大は勝ち点4(9勝4敗1分け)とし、亜大に勝ち点、勝率で並んだ。両校の決定戦は06年春以来。来月2日午後5時から行う。東洋大は3位が決まり、以下4位日大、5位駒大、6位中大となった。

 青学大は故障を押して出場した木野主将が先制、ダメ押しの2打点を挙げ、プレーオフへ導いた。「痛みがとれてきたんで二塁に入りました。打つ方は体が開かずプラスになってます」と笑った。先月、開幕直後の練習中に右足小指の付け根を骨折していた。プレーオフは午後5時開始。河原井正雄監督(57)は「ウチはずっと朝練だから、変えます。でも向こうの投手がいいから。ロースコアに持ち込まないと」。木野は「ここまで来て負けられない。絶対に勝ちます」と、必勝を誓っていた。