<東都大学野球:亜大2-1日大>◇第3週最終日◇20日◇神宮

 亜大・東浜巨投手(4年=沖縄尚学)が、今季2勝目を挙げた。完封した1回戦に続き、5安打1失点完投。球が浮き、自己最速に11キロ満たない141キロが最高と、本調子には程遠い中、四死球ゼロに抑えた。昨年までは1回戦で好投しても2、3回戦で勝ちきれず、スタミナ不足が否めなかった。しかし、今回は2年秋以来の中1日完投で2勝。「2試合投げられると確認できたのはよかった」と、体力面で手応えを得た。

 勝ち点は中大と並んで2。次週は連覇を占う上で重要な首位決戦となる。1回戦で投げ合いが予想される島袋洋奨投手(2年=興南)は同郷でともに甲子園優勝の後輩だが、リーグ戦では1勝2敗で負け越している。東浜は「順位を左右する大事なカード。(島袋との対戦が)楽しみです」。最上級生の意地を見せる。