ボクシングの東洋太平洋スーパーフライ級1位の井上拓真(19=大橋)が24日、7月6日の同級王座決定戦(東京・後楽園ホール)に向け、横浜市内のジムで練習を公開した。

 39戦の経験を持つ同級2位マーク・アンソニー・ヘラルド(23=フィリピン)を想定し、この日までに左構えの選手と70回以上のスパーリングを消化。プロ5戦目で迎える初のタイトル戦に「世界につながる重要な一戦。体調もコンディションもいいし、試合が楽しみ。勝ちに徹して、流れの中でKOできれば」と話した。

 指導する父の真吾トレーナーは「前回の試合以降、体作り、足腰を強化してきた。気持ちの強さをコントロールできるようになってきたし、拓真の持ち味である力強さを見てもらいたい」と話した。