埼玉・川越市の尚美学園大で特別講師を務める元プロレスラーの小橋建太氏(48)が20日、同大で実技の講義を行った。

 5月から始まった講義も、今回で4回目。この日は、午前10時40分からの2時限で、総合政策学部ライフマネジメント学科の1年生約30人を相手に、プロレスエクササイズを指導した。レスラー時代の練習を一般向けにアレンジしたもので、タオルを使った独特のやり方で、筋力アップの方法などを伝授。ランニングから始まり、ストレッチ、腕立て伏せ、タオルを使っての、背筋、胸筋、上腕筋などの筋力アップ、さらにヒンドゥースクワットなど、90分の講義でみっちり指導した。音を上げる学生もいたが小橋氏は学生に声を掛け、励ましながら楽しそうに講義を終えた。「月に2回プロレスエクササイズを指導しているが、習おうと思ってくる人と、講義に来る学生とは違う。講義としてはハードかもしれないが、やれば学生のためにもなる。楽しくやって、精神面も鍛えてほしい」と話していた。