経営コンサルタント会社「クォンタムジャンプジャパン」の酒井正和社長(43)は7日、東京都内で会見し、格闘技の新団体「スマッシュ」を旗揚げすると発表した。東京・新宿を拠点に、サッカーJリーグをモデルとした地域密着を目指し、プロレスのみならず総合格闘技、キックボクシングの興行も行っていく。同社長は「地域に根付くような若手を育てて世界へ」と目標を掲げた。来年3月26日に旗揚げ興行を行う。

 同社はハッスルを運営する「ハッスルエンターテインメント」と提携関係にあったが、酒井氏が同団体の最高顧問を辞任する形でこれを解消した。TAJIRIや小路晃ら同団体所属だった4選手を引き連れ、新団体設立を決めた。

 また、プロ野球オリックスから今季、戦力外となった古木克明(29)が、総合格闘技に転向し、同団体の所属選手になったことも発表された。古木は11月に行われたトライアウト後、他球団から声がかからず転向を決意したといい、「もう野球には全く未練はありません」と話した。来春のデビューを目指す。