<プロボクシング:東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール

 王者佐藤幸治(29=帝拳)が4回TKO勝ちで初防衛に成功した。同級2位季在明(27=韓国)に右ストレートなどを浴び、昨年世界挑戦した佐藤らしくない立ち上がり。3回にはスリップダウンも簡単にキャンバスに投げられた。しかし、4回にワンツーからダウンを奪い、さらに左フックで2度目のダウンを奪うとレフェリーストップ。4回2分21秒TKO勝ちした。「最初は距離やパンチ力を見させてもらい、後半行かせてもらいました」と余裕の弁。このベルトは世界挑戦で返上したものを昨年12月に奪回したが、再び世界を見据える。「またチャンスをいただけるよう、あしたからまた頑張ります」と話していた。