4月25日に総合格闘技を引退した吉田秀彦氏(40)が27日、一番弟子の中村和裕(31)と渡米した。世界に柔道を普及させるため、サンノゼ州立大学で柔道部の教材用に柔道技の撮影を行う。引退後にオファーを受け、快諾した。「いろいろと親交を深めたい。英語ができるようになりたいな」と笑顔で話した。

 また、元プロレスラーのラッシャー木村さん(本名・木村政雄、享年68)の死について「びっくりした。まだ若かったよね。体を酷使し過ぎているから、僕も気をつけないと」と話した。

 一方、中村はサンノゼ州立大学での撮影後、単身でラスベガスに移動し、元UFCヘビー級王者ランディ・クートゥアの元で練習を行う。「レスリングやボクシングに対して、柔道技がどれだけ通用するか。自分がどれくらいのレベルか知りたい」と意気込みを話した。次戦は未定だが、「7、8月にできたら。国内外含めて、相手は誰でも良い」と明かした。