<ノア:10周年記念興行>◇4日◇東京・ディファ有明

 GHCヘビー級王者杉浦貴が、エースの意地を見せた。3本勝負で行われたタッグ戦でKENTAと組み、森嶋猛、潮崎豪組と対戦。1本目は森嶋のラリアットなど猛攻にあい、なすすべなく敗れたが、2本目以降は反撃に転じた。2本目には潮崎、3本目には森嶋を、ともに五輪予選スラムからの片エビ固めで破った。合計30分を超える激闘にも、「スタミナならうちに分があると思った」と、気持ちよさそうに汗をぬぐった。

 メーンは10年前の旗揚げ興行と同じシステムで、この日の勝者同士が5日の大会のメーンで戦うことになった。KENTAとの対戦が決まった杉浦は「やりたかった相手。プロレス界で光を放っている選手とやれるのは楽しみ」と話していた。