<ボクシング:東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ>◇21日◇神戸文化ホール

 王者・宮崎亮(22=井岡)が世界挑戦経験もある同級12位の戎岡淳一(29=明石)をKOで下し、初防衛に成功した。宮崎は巧みなボディーワークで相手の攻撃を見切り、さまざまな角度から放つ左パンチで序盤からポイントをリードした。11回2分37秒、左フックからの連打でレフェリーがTKO勝ちを宣告。宮崎はこれで12勝(7KO)3分と無敗記録を伸ばした。

 WBC6位、WBA9位の世界ランカーでもある宮崎は「最終目標は世界王者。自信はある」と宣言。また「一翔からいいバトンをもらっていたんで」と10日に日本同級王座決定戦に勝利した同ジムの井岡一翔(21)の活躍も刺激になっていたようだ。井岡一法プロモーターは宮崎の今後について「世界戦のチャンスがあるならいつでも行かせたい」と話した。