プロボクシングWBC世界バンタム級王者の井上拓真(30=大橋)が“観客の熱”を浴びて気合を高めた。世界4階級制覇王者でWBC世界バンタム級4位の井岡一翔(37=志成)との初防衛戦(2日、東京ドーム)を翌日に控えた1日、東京・後楽園ホールで公開計量に臨み53・4キロでパス。53・5キロでパスした井岡とともに会場を埋めた1245人の大観衆から大きな拍手を浴びた。
井岡とのフェースオフ後、井上拓は着ていたTシャツを観客席に投げ込んだ。「公開計量は初めて。何かあってもいいかと思って(Tシャツを投げることを)急きょ決めました。すごく盛り上がっていて、いっそう気合が入りました。期待の大きさは前回(那須川天心戦)同様、すごく感じている。自分自身も楽しむ一戦」と、この試合の注目度の高さを肌で実感した。
井岡と直接顔を合わせた感想は「顔つきもよかったし、仕上げてきていると感じました」。もっともそれは自分も同じ。「調整も順調。コンディションもすごくいい。レジェンドをどう倒すか、見届けてほしい」と勝利への自信はゆるぎなかった。

