全日本は25日、神奈川大会の一夜明け会見を都内の事務所で開いた。3冠ヘビー級王座初防衛を果たした諏訪魔は、挑戦者船木誠勝との激戦で、かつてないほどのダメージを負ったという。「両ひざの靱帯(じんたい)はおかしいし、鼓膜も破れている。首やあごもガチガチで動けない。こういうのを実感すると、船木という男の偉大さを感じる。歩んできた歴史もあるし、すごいレスラーなんだなと実感する」。これを自信にして、さらなる防衛ロードを歩むことを約束した。

 11月シリーズでの世界最強タッグ決定リーグ戦では、浜亮太と組んで初優勝に挑む。過去4度の準優勝を「はっきり言って自分にとっては汚名になっている」と言い切り、「5度目の正直を果たしたい」と言葉に力を込めた。