総合格闘家の秋山成勲(35=チームクラウド)が19日、UFC133大会(8月6日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア)へ向けて報道陣に練習を公開した。同大会で対戦する元UFCライトヘビー級王者ビクトー・ベウフォート(34=ブラジル)を想定し、都内のボクシングジムのJBスポーツジムで調整。同ジムの山田武士代表(38)の指導を受けながら打撃中心のメニューをこなした。

 現在UFC2連敗中で、負ければ引退危機に直面する一戦となるが、秋山は「負ければ最後だと意識せず、今は勝つためにどうすべきかを集中して考えたい」と闘志を燃やした。

 当初は3月19日のUFC126大会でネイサン・マーコートと対戦するはずだったが、東日本大震災や自身の故障もあって、出場を見合わせた。今回が昨年10月のマイケル・ビスピン戦以来の試合となる。10月末ごろには、人気モデルのSHIHO夫人との間に待望の第1子(長女)が誕生予定で「娘に父の戦う姿を見せたい」と格闘家人生をかけて、勝ちに行くつもりだ。