8月1日開幕(福岡国際センター)の新日本G1クライマックスで、4年ぶり2回目の優勝を狙うIWGPヘビー級王者・棚橋弘至(34)が30日、東京・板橋のスタジオBOSで公開練習を行った。同スタジオはアクションヒーローものや戦隊もののスタントマンの養成を行っている。

 仮面ライダーに憧れる棚橋は、ワイヤにつるされて空中キックや必殺のハイフライフローの練習。オリジナルヒーローのスーツを着込んで、悪党と戦って本番に備えた。

 練習を終えた棚橋は「新日本のチャンピオンとしての心構えと、怪人を倒していくヒーローの心構えは似ている。ハイフライフローも、1・25倍高く飛ぶイメージができて、高さ×体重×勢いで、ダメージも5億倍になった(笑い)」。初戦に永田裕志、2戦目に高山善広と強敵が続くが「怪人白目、怪人帝王を倒す。新しいヒーローとしての物語の始まりを感じる。震災を経験した日本を明るく照らすレスラーが優勝して盛り上げないといけない。チャンピオンとして、過去最高のG1にします」と話した。