<プロボクシング:WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇東京・日本武道館

 同級王者の亀田興毅(24=亀田)が判定勝利で2度目の防衛に成功した。同級8位ダビド・デラモラ(23=メキシコ)の挑戦を受け、3回に相手パンチで左目上をカット。同回に左フックでダウンを奪った。ガードの上から無敗挑戦者の強烈な連打を何度も受ける場面もあったが、ノーモーションの左、右フック、左ストレートなどを的確にヒットさせた。3人のジャッジのポイントは僅差だったが、3-0の判定勝ちを飾った。

 亀田は「3回はもったいなかった。手応えもあったし、ごっつ効いていたのが分かった」と早期決着できずに判定となったことを悔やんだ。12月に予定される恒例の亀田祭りでは「次も防衛戦」とV3戦を行う方向性を示した。また対戦相手の1人として、同日に清水智信(30=金子)に敗れた前WBA世界スーパーフライ級王者ウーゴ・カサレス(33=メキシコ)の名前を挙げた。