ボクシング元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕(37=フリー)が7日、大阪市内で会見を開き、3月30日にモナコでWBA世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(30=カザフスタン)に挑戦することを正式発表した。

 ゴロフキンは昨年5月にウクライナで淵上誠(29=八王子中屋)を3回TKOで下すなど防衛6度、25勝(22KO)の全勝王者。

 WBA同級15位の石田は「ミドル級で1番強いチャンピオンだと思う。僕がやってきた中でも1番強い相手。でも、相手が大振りになったところでカウンターを狙いたい」と話した。

 ゴロフキンに勝てば、ロンドン五輪男子ミドル級金メダリストの村田諒太(27)とノンタイトルで戦うプランもある。昨年11月1日に第3子となる次男璃空(りくう)くんも誕生するなど、発奮材料は多い。37歳の年齢についても「社会人だと一番の働き盛り。経験もあって一番充実している時期」と、衰えは一切ないことを強調した。