個性派ボクサーがプロデビューする。大阪市立大4年生の坂本真宏(23)が2日、大阪・六島ジムで会見を開き、同ジム所属選手として28日の興行(大阪・住吉区民センター)に参戦、フライ級でプロデビューすることを表明した。
中学時代は野球少年だったが、元WBC世界バンタム級、同フェザー級王者長谷川穂積らの活躍を見てボクシングに興味を抱き、大阪市立大入学後にボクシング部に入部した。
12年大阪学生選手権優勝など24勝6敗の成績を残し、プロ転向を決意。大学からも近い六島ジムでのデビューを決めた。「勉強と同じで、ボクシングもやればやるだけ自分に返ってくる。まずは1戦1戦勝つことに集中したい」と力を込めた。
大学では工学部機械工学科専攻。卒論テーマは「チタニアナノチューブの形成メカニズムの解明」という一般人には分かりづらいものだが、坂本は「光を当てて汚れを分解するような研究」とサラリと答える。将来は、ロボット開発を手掛けたい夢を持ち「スパーリングマシンや格闘ロボットを作れれば」と話す。
プロデビューへ向けて、3日には元世界2階級王者の井岡一翔(25)とスパーリングも行う予定。
珍しい国公立大プロボクサーの誕生に、六島ジムの枝川孝会長は「賢くて強いのは、一番理想的。そんなチャンピオンになってくれれば」と期待をかけた。

