<プロボクシング:東洋太平洋、日本ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール◇観衆1910人

 王者柴田明雄(33=ワタナベ)が、元同級王者の淵上誠(31=八王子中屋)を12回1分49秒、レフェリーストップによるTKOで退け、東洋太平洋王座が3度目、日本王座は2度目の防衛に成功した。

 3回にカウンターの右ストレートでダウンを奪うと、6回に有効打で右目横をカットさせるなど、フットワークを生かしたパンチで流れを渡さなかった。最後は連打をまとめ、レフェリーが試合を止めた。「効いたパンチはなかったが、倒すことを意識し過ぎた。足を使う自分のボクシングと倒すボクシングをともに磨いていきたい」と話した。