「K-1」を主催するFEGは15日、崔洪万(27=韓国)が徴兵されることを発表した。21日から韓国・原州にある陸軍第36歩兵師訓練所に入所する。4週間の訓練後、25カ月間の兵役を務める。韓国では19歳から27歳までの男子に兵役の義務がある。以前は196センチ、体重130キロ以上で兵役を免除される規定があったが、99年に廃止。218センチの崔は27歳の年齢規定ギリギリで徴兵された。

 FEGの谷川イベントプロデューサーは「1月に今年の徴兵はないとの話をしましたが、崔洪万選手と相談した結果、先送りせずにこのタイミングで入隊するという結論になりました」とコメントした。崔はK-1だけでなく、最近は総合格闘技でも活躍中だった。9月27日に母国・韓国で行われる「K-1

 WORLD

 GP

 FINAL16」への出場も予定されていたが、兵役に就くために参加は不可能になった。

 一方、韓国の兵務庁は大慌てで、崔の受け入れ準備を進めている。218センチ、160キロのサイズに合う軍服、軍靴がなく、急きょ特注した。ベッド、毛布なども含め、218センチの巨体に合う生活品の調達を急いでいるという。原則的に兵役期間の短縮はない。ファンは崔が2年間の兵役を無事終えることを待つしかない。