WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(27=真正)が「反逆のカリスマ」に刺激を受けて7度目の防衛を目指す。同級2位バルデス(メキシコ)の挑戦を受ける16日のダブル世界戦に向けて6日、神戸市内で4回のスパーリング。長谷川は1日のK-1

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 MAXの話題を自ら切り出し、5年ぶりに優勝した魔裟斗(29)について「あれだけダウン食らってから巻き返すんだから、根性ありますね」と称賛した。

 もちろんボクシングとは競技性が異なるが、魔裟斗の戦うスピリットは確かに伝わった。面識はないものの、かかりつけの接骨院の先生が同じという“縁”もある。一時は専門誌を定期購読するほど、ファンとしてK-1などの格闘技に注目している。自身もこの日で世界戦に向けて計128回のスパーを消化した。初めてのサウスポー相手とあって「いつもより右(パンチ)を3倍くらい出すつもり」。右を多用することで、挑戦者の動きを支配する。