ベルト奪取で興毅戦だ!
WBA世界フライ級12位の久高寛之(24=仲里ATSUMI)の世界再挑戦が正式決定した。20日、大阪市内の会見で、5月26日に敵地タイで同級王者デンカオセーン・クラティンデーンジム(32)に挑戦すると発表。失意の初挑戦(昨年7月)から1年もたたないうちに、再び世界挑戦権をつかんだ。
「自分は運がある。絶対に勝ちたい」。WBAフライ級王座をめぐっては、ドタバタ劇が起きていた。デンカオセーンには「亀田3兄弟」の長男興毅(22)も挑戦を望み、王者側の2人のマネジャーによる2重契約騒動にも発展した。だが、最終的に王者が久高を初防衛戦相手に指名し、交渉が成立。1週間ほど前にWBAからの承認も得たという。
場所は敵地。酷暑であり、判定になれば分が悪い。タイでの国内男子ボクサーの世界挑戦は現在11連敗中だ。それでも07年にタイ、フィリピンと2度、海外リングで戦ったことがあり「経験を生かしたい。デンカオセーンをKOするだけ」と力を込める。13日に急死した小松則幸さん(享年29)とグリーンツダの元ジムメートだけに「小松さんがなれなかった世界王者に僕がなりたい」と誓った。
所属ジムの仲里義竜会長(43)は「勝って亀田とやりたいね。いつでもいい」と鼻息が荒い。ランキング1位の亀田興毅はWBAから指名挑戦者にも指定されている。久高が得意の右カウンターで、48戦46勝の強豪王者を仕留めたら、ビッグマッチにつながる可能性は十分にある。【大池和幸】

