曙が40歳にして「公園デビュー」だ。7月31日のゼロワン「火祭り」芝大会(東京・港区)で、「火祭り」初参戦の曙が植田使徒(27)を3分16秒、体固めで撃破。自身初の屋外公園試合で、「火祭り」初勝利を挙げた。

 商店街にある芝新堀町児童遊園(赤土公園)のリングに、試合中ながらリングサイドに子どもたちが駆け寄った。「いけ~!

 あけぼのぉ~!」。大声援を受けた曙は、3分すぎにボディプレスからの体固めで3カウント。「今日みたいなお客さんだったら乗りやすいし試合しやすい」と、ご機嫌だった。

 この日の大会は公園内特設リングで行われ、01年から始まった「火祭り」初の入場無料興行だった。曙は「相撲の時も中学校のグラウンドとかでわんぱく相撲をしていた。こういう機会もいいこと」と原点回帰した様子。「動きも良かったしスタミナも問題なかった。今日みたいな早い試合を考えたい」と、公園デビューで何かをつかんだ様子だった。