<プロボクシング:WBC世界女子アトム級タイトルマッチ10回戦>◇29日◇さいたまスーパーアリーナ

 セミファイナルで行われたWBC女子世界アトム級タイトルマッチは王者小関桃(27=青木)が、挑戦者ティラポーン・パンニミット(17=タイ)を3-0の判定で退けて3度目の防衛に成功した。身長で8センチ、リーチで4センチ上回る小関は、男女含めて史上最年少の王者を目指した挑戦者を初回から圧倒し、ダウンは奪えなかったものの危なげない試合展開。「勝ててホッとしています。自分は右の使い方が前の試合よりうまくなっていると感じた」と話した。07年にJBCが女子を公認してからの戦績は6戦全勝(2KO)となった。