<新日本:東京大会>◇3日◇後楽園ホール◇2025人

 IWGPヘビー級王者棚橋弘至(34)が、涙のV2を果たした。3日の後楽園大会で、挑戦者永田裕志(42)と対戦。雪崩式岩石落としなどを受けながら、ハイフライフロー連発からの片エビ固めで撃破。35分30秒の熱戦に終止符を打った。2月に初防衛戦を行った宮城は今、東日本大震災で壊滅的な被害を受けている。「こういう状況だから、元気出したいじゃん。これが俺なりに表現するエールです」と話すと、大粒の涙を流した。