08年K-1甲子園覇者HIROYA(19=TRY

 HARD

 GYM)が「魔裟斗の後継者返上」で再出発する。今日25日のK-1

 WORLD

 MAX63キロ級日本トーナメント(代々木第2)に出場。初戦の準々決勝で王者・大和哲也(23=大和)と対戦する。24日、都内での前日計量をリミットで一発クリアしたHIROYAは「甲子園から大人の舞台へデビューするつもりでやる」と言った。

 15歳でK-1デビューして以来、絶大な人気と実力を誇った魔裟斗の後継者として格闘技界の期待を背負ってきた。一撃必殺の華麗な試合内容を意識して力みが生じ、甲子園優勝以降は伸び悩んだ。だからこそ、今大会は「トーナメントを考えず、初戦に勝つことだけです」と王座を頭から消す。強打の左フックを控え、フットワークを生かして手数で勝負する。「試合を楽しむ、本来の自分の姿で戦いたい」。肩書を外し、原点回帰のリングに立つ。